この記事でわかること
- しっぽの役割
- 断尾をする理由
しっぽの役割
犬のしっぽの役割は大きく分けて3つあるといいます。
- 感情表現
- 体のバランスをとる
- 体温の保持
1.感情表現
しっぽで感情表現するシーンはよく目にしますよね。
なんとなく感情が見てとれるのがかわいい!
・しっぽを振る
「嬉しい」や「楽しい」といった感情の表現で見ているこちらも嬉しくなりますよね。
しかし、この行動はポジティブな表現だけでなく、「警戒」や「怒っている」といった感情も表しています。
小刻みに振っていたら「嬉しい」、ゆっくり振っていたら「警戒」といった判別ができるようです。個体差はあると思いますが。
うちのわんこは顔がペカペカしてたら「嬉しい」、目が三角になると「警戒中」だと思ってる。
三角は意味わかんないけど、毎日見てたら何となくわかってくれるわよね。
・しっぽを上げる
しっぽを立たせている状態は興奮を指しています。
・しっぽを下げる
しっぽを下げている状態はストレスを感じているサインとなります。
さらに、足の間に入れている状態になると過度な不安や警戒心を抱いていると言えます。
叱っちゃったときなるなぁ。
言葉や声色からわかって不安になるだわん。
2.体のバランスをとる
犬のしっぽは体のバランスをとる役割も持っています。
急な旋回にも転ばずいられるのはしっぽのおかげですし、水中を泳ぐ場合もバランスをとる役割を担っています。
四足歩行動物にとって、しっぽは大きな役割を果たしていると言えます。
3.体温の保持
寒い時期は丸まって熱を逃さないようにしていますが、その行為の中でしっぽも一役かっています。
冬の冷たい空気を体に取り込まないよう、鼻先をしっぽで覆い、熱交換のような役割をして体温保持を行なっています。
断尾をする理由
古い歴史としてヨーロッパでは狂犬病予防やしっぽを落とすことで背中の筋力を強め、瞬発力を増加させるといった科学的根拠皆無な理由を信じ込み、しっぽを切り落とす習慣がありました。
またイギリスではしっぽのついた家畜に対して課税するといったわけのわからない制度が存在したようです。その定義は「人間の親指より長い生まれてくる獣」だったようです…。
おで日本に生まれてよかっただわん。
現在では廃止されていますが、断尾の習慣だけは残ってしまったようです。
今の時代で断尾されるのは医学的、美容的な理由があります。
医学的な理由・・・断尾はワーキングドッグに多く見られます。茂みに入りこみ、しっぽを傷つけた際の傷口からの感染症を防いだり、牧羊犬ですと牛や馬にしっぽを踏みつけられ、損傷することを防ぐことが理由に挙げられています。
美容的な理由・・・犬種標準といった犬の理想像のようなものがあり、それに合わせて切られるといった人間のエゴによる理由も存在します。
しっぽで美しいとかなんとか決めなくていいよ・・・。
痛いことはやめてほしいだわん。
おわりに
狩猟犬や牧羊犬以外で飼われている犬に関してはメリットを感じないのが断尾です。
犬にとっては全くいいことがなく、トラウマとして記憶に残るかもしれません。
必要のない断尾がなくなることを願います。
読んでくださってありがとうございます。
気まぐれに記事を投稿していきますので、たまーに立ち寄ってもらえると嬉しいです。
コメント