犬はどれほど人間の言葉を理解しているのか。
名前を呼んだり、「おいで。」といえば反応して、求めた行動をしてくれます。
言葉は交わし合えないはずなのに指示したことがわかってしまう。一緒に過ごしていると「犬って賢いんやな。」を実感します。
君たち賢すぎない?
バカ言ってんじゃねぇ。当たり前だろゴラァ。
犬は人間の言葉をどこまで理解できるのか、行われた研究を元にまとめてみました。
この記事でわかること
- 犬に単語理解能力はあるのか
- 類似する単語は聞き分けられるのか
- 犬は口調や声色を単語と結びつけている
必要な情報でなければ、ソッと閉じてくださいまし。
犬に単語理解能力はあるのか
カナダの研究で犬は
ことがわかった。
えっ!!!そんなにも?
私たちが思っている以上に犬は人間の言葉を理解しているようです。
研究は165匹の犬と飼い主を対象に行われた。
反応した単語は個体差が生じ、最大で215単語、最小でも15単語に反応した。
90%の犬が反応した単語は
- 犬の名前
- おいで
- 待て
- だめ
- お座り
など日常で飼い主が発することの多い単語だった。
やはり日常的に話しかける、しつけをすることで理解する単語は増えるのでしょう。
犬種によっても能力差が生じた。
ボーダーコリーやシェパードなどの牧羊犬は他の犬種に比べて多くの単語に反応を示した。
僕の経験ではジェスチャーを交えることで単語への反応がさらに加速するのではないかと思っています。
毎日、愛犬とは一緒に寝るのですが、寝室に行く前は必ずトイレを促します。
トイレをトントン叩きながら
おしっこは?
と聞くことで単語だけで発した時より理解が早く、トイレに駆け込みます。
「なんでわかるの?」「ほんと賢いな。」と感心します。
類似する単語は聞き分けられるのか
例えば、「お手。」「待て。」といった同じような言葉で意味が異なるものをどこまで認識しているのか。
ハンガリーのエトベシュ・ロラーンド大学の研究チームは飼い犬を使って実験を実施。犬の頭に電極を貼り付けて脳波を測定し、脳の活動を調べた。
結論、犬は
しかし、意味の違いまでは理解せず、自分が覚えている指示の単語として類似単語を処理するようです。
お手!
「お手」ってなんや?
「待て」のことね。
という理解をするようです。
この研究では、
- 犬が本当に人間の言葉に耳を傾けていること
- 聞いたことのない人の声にも反応すること
を確認することができたとしています。
話かけている言葉全てに「なんだろう?」と反応していることになります。
喋りかけてもわかんないでしょ。と悲観せず、積極的に喋りかけてみることで覚える単語も増えていきそうです。
僕はめちゃくちゃ喋りかけてます。
犬は口調や声色を言語と結びつけている
他の研究では口調、声色を聞き分けて褒めている、怒っているがわかるようだ。
褒め言葉を
- 賞賛の口調
- 中立的な言葉を中立的な口調
- 褒め言葉を中立的な口調
- 中立的な言葉を賞賛の口調
4パターンで犬に伝えた結果、褒め言葉として結びつけ、脳が反応したのは、賞賛の口調だった。
いい子ね。
うそつけ!怒ってんじゃん。
おわりに
犬は本当に賢く、私たち飼い主をなんとか理解しようとしていることがわかりますね。
わからないこといっぱいなりに、こちらに合わせてくれているため
全然「お座り。」おぼえねえわ。
と言わず、気長にしつけてあげてください。
読んでくださってありがとうございます。気まぐれに記事を投稿していきますので、たまーに立ち寄ってもらえると嬉しいです。
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