どうも。もひもひです。
保護犬といえば体の一部に障害を持ってたり、人間に心を閉ざしてしまったわんこをイメージしてしまうのではないでしょうか?
ちょっと飼いにくいよ。
初めて飼育するには難しすぎる。
というのが率直な意見ですよね。
しかし、保護団体のサイトを見てもらうとイメージは払拭されるはずです。
年齢も様々で生後1年未満の比較的飼いやすいわんこも多いです。しつけなどの教育が行き届いていれば、成犬の方が飼いやすいかもしれません。
この記事でわかること
- 保護犬数と殺処分の状況
- 保護犬を選ぶメリット
- 保護犬を選ぶ上での注意点
- 里親募集サイト2つ紹介
保護犬数と殺処分の状況
どれくらいのわんこが保護されているのでしょうか。
対象期間:2019年4月1日~2020年3月31日(環境省の統計資料から引用)
犬のみのデータです
- 保護されている犬の数は32,555匹
- 譲渡により命が助かった犬の数は16,312匹
- 殺処分されてしまった犬の数は5,635匹
このデータを見ると譲渡によって救われた命が約50%であることがわかります。その一方で殺処分されているわんこが約17%います。この数値が多いのか少ないのかわかりませんよね。
では、過去の数値はどうだったのでしょうか?
(環境省の統計資料から引用)
引き取り数も殺処分の数も年々減少傾向にあり、譲渡率は増加してます。平成の初期と比較すると悲しい想いをするわんこが格段に減っていることがわかります。
理由として
- 保護団体へのイメージが変わりつつあること
- 認知度が上がってきている
INUNAVIさんの全国の⽝好きさん500⼈を対象にしたアンケートでは60.2%が保護犬を迎え入れてみたいと答えました。
加えて、平成25年9月に施行された動物愛護法の改正が関係しているのでは?と考えます。
- 犬が命を終えるまで適切に飼養する「終生飼養」の責任が明確になった
- 虐待や遺棄の禁止の罰則が強化された
- 動物愛護団体の啓発活動
しかし、年間に殺処分される犬は0ではありません。限りなく0に近づいていけば嬉しいですね。
保護犬を選ぶメリット
保護犬を選ぶメリットは2つ
- 救える命が増える
- ペットショップに比べ、安価でわんこを探すことができる
1.救える命が増える
救える命が増えることは言わずもがなですね。
保健所では数日間の預かり期間を設けており、期間中に新しい飼い主が見つかった場合は殺処分を免れることができます。しかし、すべての犬・猫に新しい飼い主が見つかるわけではなく、大半は悲惨な最期を迎えることになるのです。
多くの保健所で行われている「殺処分」とは、CO2(二酸化炭素)での窒息死です。この方法は安楽死とは言いがたい残酷なもので、殺処分を受ける犬・猫たちは複数頭が一度に狭い部屋に閉じ込められ、窒息の苦しみと恐怖感を味わうことになります。飼い主のもとで幸福に一生を終えることができたはずの健康なペットたちが、悲惨な方法でその生涯を終えているのです。
2.ペットショップに比べ、安価でわんこを探すことができる。
コロナ下でペットブームが到来し、ペットの価格が非常に高騰しています。ペットショップで1匹購入に50諭吉なんて当たり前の時代です。
犬の価格だけでも金銭面の覚悟が必要ですが、飼うためのゲージやトイレなどの様々な初期費用を考えれば、飼いたい意思はあっても経済的に厳しく感じ、諦めることになりかねません。
保護団体や、各都道府県での保護施設であれば10万円以下で引き取ることも可能です。「命のことだからお金じゃないよ。」と言いたい気持ちもあります。しかし、飼い始めてお金がないから満足な生活させれない、飼えなくなったから返すでは意味がありません。
安価で飼いたいを叶えるのは保護されているわんこたちです。検索してみることをオススメします。
保護犬を選ぶ上での注意点
飼育には3つの注意点があげられます。
- 心の準備
- 金銭面の準備
- 里親になる条件がある
- 詐欺に気をつける
1.心の準備
保護されている犬は、飼い主から虐待を受けていたり、捨てられて怖い目に遭っている子たちも多くいます。引き取るには、「二度と悲しませない。」という心の準備が必要です。
2.金銭面の準備
かかるのは初期費用だけではありません。月々払う飼育費用に余裕があるか確認してみましょう。
3.里親になる条件がある
保護犬を連れて帰るには保護団体や保険所によって条件が設けられており、20歳以上であることや家族全員が賛成しているなど、それぞれの保護先で条件は変わってくるので、予めの確認が必要です。
4.詐欺に気をつける
- 取引相手の本人確認をする。
- 実際に会ってから、お金と犬を受け渡す。事前にお金を振り込まない。
- 契約書を交わす。
被害に遭われた方もいるようなので気をつけましょう。
おわりに
この記事で助かる命が増えれば幸いです。ペットは人間のおもちゃではなく、一緒に暮らす家族です。飼う決断をされる際は覚悟をもって引き取りましょう。
僕のおすすめ保護団体のサイトリンクを2つ貼っておきます。参考にされてください。
OMUSUBI
2016年12月に設立。譲渡数1,300件超え。
anifare
2020年1月に設立。譲渡数5,870件超え。
読んでくださってありがとうございます。気まぐれに記事を投稿していきますので、たまーに立ち寄ってもらえると嬉しいです。
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